ちんちんに帯状疱疹ができた話 その1

はじめまして、tpokaと申します。

 

中身はタイトルのとおりです(正確にはタマタマです)。いたって真面目です。

ブログは普段全くやらないのですが、個人的には衝撃的なことだったことと、同じ状態になった方の助けになればと思い、経験談を残しておこうと思います。

 

 

 

ある水曜日の朝、起床すると玉袋の右半分の裏側が痒いことに気が付きました。トイレで見てみると、一部が少し赤くなっていました。これを読んでくださっている男性の方は共感してもらえるかもしれませんが、パンツの中が蒸れたり、パンツの固い部分が玉袋に接触し続けてると痒くなることがありますよね、あんな感じでした。

経験上、一日もあれば自然に引いていくのがわかっているので、あまり気にせず、いつも通り過ごしていました。

 

ところが、木曜日の夜になっても一向に痒みがおさまらず、それどころかヒリヒリしてぶつぶつが黒くなってきました。少し嫌な感じだったので、「金玉 湿疹 ぶつぶつ」でググると、とある泌尿器科のサイトで「陰嚢湿疹」という症例を見つけました。(陰嚢(いんのう)とは玉袋のことです。)

それによると、蒸れたりすることで湿疹や痒みを引き起こすとのことで、ステロイド系の塗り薬で治療するとのことでした。

翌日金曜日は、個人的に済ませたい用事があり、"たまたま"仕事の休みを取っていたため、朝イチで近所の泌尿器科へ行くことにしました。

 

 

 

金曜日、泌尿器科へ行くと、すでに3~4人の患者さんが。診察券と保険証を出すと、

受付「本日はどうされましたか」

と受付の事務の方が小声で尋ねてきました。さすがデリケートな部分の診療科目です。

私「あの~タマ…あ、いや急所がかゆ、えー湿疹が」

どう答えたらいいかわからずしどろもどろになりましたが、さすがにそこは慣れているのか、「わかりましたー」で終わりました。

 

ほどなくして自分の名前が呼ばれ診察室へ。院長は50~60代と思われる男性医師。

 

先生「今日はどうされましたか?」

私「タマの裏側に湿疹みたいなものが」

 

そう伝えると、診察ベッドに仰向けになり、ズボンとパンツを膝ぐらいまで下ろすように言われます。そしてゴム手袋をした手で私の玉袋をめくり上げます。

診察とわかってはいるものの、まじまじとタマタマを見られるのは、何とも言えない気持ちです。

まあ診察してもらってステロイド系の薬を処方してもらえばいい、ただそれで終わりです。

 

先生「えーどのへんですかね?」

私「(自分で患部を示しながら)この辺です。赤くなってぶつぶつが」

先生「ん~?これ?たしかに赤いけど皮膚症状だねえ」

 

「(ん?)」

ここで私は大きな違和感を覚えます。この先生、あまりピンと来てないのか?と。

 

診察が終わり、

先生「まあたしかに赤くなってますので、抗菌薬でも出しときますね」

私「(え?抗菌薬?ステロイド系って抗菌薬と同じだっけ?)」

先ほど覚えた違和感が一層大きくなります。

先生「まあしばらく塗ってよくならなかったら、皮膚科に行ってみてください。泌尿器科ってどっちかというと中のほうなんだよねえ」

私「(は?)え、あ、はい」

 

違和感をぬぐい切れないまま病院を出て、とりあえず処方箋を手に薬局へ。

そして処方してもらった塗り薬はやはり抗菌薬。ググってみると、陰嚢湿疹の治療に使われるような薬ではありませんでした。

そしてググった結果こうも出てきました。

 

「陰嚢湿疹の症状は皮膚科へ」

 

そう、完全に受診科を間違えました。泌尿器科じゃなく、皮膚科へ行くべきだったのです。

 

その2へ続く